【出張買取】タマニハ オモイダシテ…! 任天堂製品屈指のレアハード『64DD』をお譲り頂きました

 

ファミコンに磁気ディスクを搭載する『ディスクシステム』、スーファミの衛星通信を使った配信サービス『サテラビュー』。
どちらも、革新的かつ新たな遊びを提供してくれた周辺機器です。

そして、上記2つの合わせ技こそが『ニンテンドウ64』の周辺機器『64DD』です。
一時期は、『ファイナルファンタジーVII』 や『ドラゴンクエストVII』の発売も検討されていたほどの期待を背負った周辺機器でしたが、開発が難航したことで任天堂ハードでも屈指の日陰者となってしまいました。

そんな、『64DD』本体と『ニンテンドウ64』クリアブラックのコンビである「ランドネット宅配セット(Bタイプ)」を東京都墨田区のお客様よりお譲り頂きました。
1999年の世紀末迫る中、ごく少数の会員だけが知りえた魅惑の世界をご紹介したいと思います。

ランドネットとは

ランドネットの段ボール

1999年6月に発表され、任天堂と株式会社リクルートの合弁会社「ランドネットDD」が提供していたインターネットサービスです。

『64DD』には、ネットを介したサービスの提供を軸にしたマルチメディア機としての役割も含んでいました。
会員登録することで、限定のゲームをダウンロードしたり、DDソフトで作ったデータをネットワーク上で共有したりできました。
掲示板サービス「DDファン」を始めとしたパソコン通信要素もあり、インターネットが今ほど普及していなかった頃の独特の雰囲気を醸し出しています。
※発想自体はインターネットの一般普及を目指しているもので、Appleとバンダイが共同開発した『ピピンアットマーク』と近しいコンセプトですよね。

ランドネットソフト

また『64DD』本体を入手する「唯一の手段」でもあり、1999年11月に2000年10月のごく短い間で申し込みができました。
煩雑な資料請求や、決済方法の不親切さを乗り越えたものだけが会員となり、その数はおおよそ1万人弱と言われています。

会員募集開始から3か月遅れ、2000年2月にようやく「ランドネット」のサービスがスタートします。
しかし、『64DD』の構想から発売まで5年もかかってしまった傷は大きく、わずか8か月後の2000年10月にサービス終了と告知されてしまいます。

2001年2月にはすべてのサービスがクローズ。『64DD』の出荷台数も1万5000台程度だったようです。
『マタドコカデアエルサ キット・・・』と言い残し、短い一生を終えることになりました。

64DDスターターキット

64DDの買取品

『64DD』はディスクドライブの略で、文字通り『ニンテンドウ64』のディスクユニットです。
対応ソフトは、わずか8本で『バーチャルボーイ』の19本をはるか下回る本数となっています。

代表作に『マリオアーティスト』シリーズがあり、3Dを活用したキャラ制作やお絵かき体験ができました。
元々『マリオペイント64』として開発されていたのと聞けば、合点が行きますね。

ディスクとカートリッジを併用できる点を活かして、現在ではDLCとして定着した「追加コンテンツ」要素もありました。
唯一発売された『F-ZERO X エクスパンションキット』は、追加コースに加えて、コースやマシンの自作も可能としていました。

他にも、『マリオパーティ』(続編がカートリッジで登場)や『時のオカリナ』(後に登場した裏ゼルダ)等に対応予定だったようです。
※そのため、『64DD』を接続時に上記のソフトを起動すると対応するディスクが未発売に終わったので、エラーが出るとか…

64クリアブラック

また、「ランドネット宅配セット(Bタイプ)」として、『64DD』と同時購入できた限定色『クリアブラック』も見逃せません。
海外でもこのカラーリングは発売されていないため、激レアカラーとしてマニアの間で人気となっています。

発売中止になったソフト達

64DDのソフト

『64DD』用ソフトは、97年に開催された任天堂の展示会『スペースワールド97』でも、大々的にアピールしていました。

『ポケモンスタジアム』や『ポケモンスナップ』といった『ポケモン』IP作品や、『MOTHER3』や『スーパーマリオRPG2』(後のマリオストーリー)等が宣伝されました。
『巨人のドシン』や『サウンドボンバー』(メイドインワリオのプロトタイプ)のように、DDで発売したものもありますが、ほとんどは64のカセットや次世代ハードに移行することになります。

しかし、移行したゲームを掘り下げて見ていくと『64DD』の開発と密接なつながりを感じられる要素やトリビアも少なくありません。
例えば「ランドネット」上の文字入力は、『どうぶつの森』と同様のスティック入力だったり、64版の『バイオハザード2』には、作中で『バイオハザード0』に関する言及があったりします。

 

マニア心くすぐる、魅力あふれる周辺機ですが先述の通り任天堂の中でも屈指の「レアハード」となっています。
『Nintendo switch2』等で、今こそオンラインサービスでの復刻が望まれているのではないでしょうか?

 


BEEPではあらゆる年代のゲーム機本体・ゲームソフトを買取募集中です。
箱や説明書のないソフト、仮に状態が悪かったり動かないものも、ぜひ一度ご相談頂ければと思います。

ニンテンドウ64の高額買取リストはこちら

ニンテンドウ64の買取価格

買取に関するご質問やご相談、見積もりのご依頼も無料にて承っております。
まずはお気軽にご連絡くださいませ。

どうぞよろしくお願いいたします

LINEでカンタン査定

よろしければシェアお願いします!

PAGE TOP

S