『セガサターン』といえば、『プレイステーション』にくらべて「マニアック」なイメージが強いのではないでしょうか?
アーケードのゲームがそのまま遊べるという点で、硬派なゲーマーに好まれていたというのもあります。
加えて、「美少女アニメ」のコンセプトを持つゲームが多かった点もその一因でしょう。
※スケベゲームも多かったですね(笑)
この度、福島県福島市のお客様より美少女ゲームを中心とした『セガサターン』のコレクションをお譲り頂きました。
沢山ありましたが、個人的なピックアップでご紹介したいと思います。
PJプラネットジョーカー
数々の尖ったシューティングゲームをリリースした「ナグザット」の縦スクロールシューティングです。
斜め見降ろしの3D作品となっており、同じ『セガサターン』タイトルだと『レイヤーセクション』に近いです。
当時のゲーム機で流行していた手法である「ムービー」重視の作品となっており、ステージの幕間でフルボイスの演出が入ります。
ただし、ムービーはスキップできない上に、演出も声優の演技も微妙なクオリティです。
連射機能がない点やボムに無敵時間がない等、システム的にも不親切な点が目立ちます。
それでも、ロボットに搭乗した女性パイロットというコンセプトは悪くなく、先見性は高い作品と言えるでしょう。
ちなみに、セガサターンの伝説のゲーム「デスクリムゾン」、「大冒険 セントエルモスの奇跡」、「スタンバイSay You!」と並んで、「四天王」と称され、ゲームマニアの間で崇められています(笑)
速攻生徒会
かつて存在した伝説の雑誌『ゲーメスト』で連載されていた漫画作品のゲーム版です。
格闘ゲームに強い雑誌だったため、漫画の内容も格ゲーをモチーフにしたメタネタ色が強いバトル漫画でした。
ハチャメチャな漫画の内容に対して、ゲームシステムは案外オーソドックな仕上がり。
『ストリートファイター』や『KOF』のように、ゲージをためて超必殺技を出せます。
※やる気ゲージが最大10本という『ジョジョ』3部格ゲーを思わせるシステムですが、なんと発売はこちらが先!
「ソニックコンボ」も、『ヴァンパイア』の「チェーンコンボ」を彷彿とさせます。
最大の特徴は、「超キャンセル」であらゆる技を中断して連続技にすることができます。
「超キャンセル」は発動条件が特にないので、超必キャンセル超必等やりたい放題です(笑)
※『KOF2002』ですら、どこキャンにゲージを使っていたのに…、『ストリートファイター ザ・ムービー』リスペクトでしょうか?
とにかく声優が豪華で、主人公である「迅速高校・速攻生徒会」のメンバーだけピックアップしてもその凄さがわかります。
「折笠愛」氏、故「水谷優子」氏、「かないみか」氏、「久川綾」氏と声優好きが恐れおののくレベルのキャスティングでしょう。
あすか120%リミテッド
元はパソコンで登場した美少女格闘ゲームで、通算7作品目に相当する移植版です。
名門校「私立繚乱女学院」の高等部を舞台に、麗しき部活乙女たちが部費を求めて格闘トーナメントに挑みます。
コマンドが簡単かつお手軽にコンボができる爽快感がウリで、ダッシュや二段ジャンプがあることでキャラクターの機動性も高いです。
これらの要素は、スタッフが共通しているXbox360用ソフト『ファントムブレイカー』等にも引き継がれています。
本作はアーケードで稼働予定でしたが、使用する基板「スーパーカネコノバシステム」の販売トラブルから中止。
同基板のメインプロセッサが『セガサターン』と同じ「SH-2」だったことから、家庭用版がサターンのみで登場することになったようです。
そして、来たる2025年には26年ぶりの新作として『あすか120%エクサレント』がアーケードでついに登場!
この機会に『セガサターン』を引っ張り出して練習してみるのも一興ではないでしょうか?
ギャルズパニックSS
アーケードで人気を博した、タイトーの名作陣取りゲーム『QIX』の美少女キャラバージョンです。
開発はカネコですが、タイトーから正式にライセンスを得て制作されています。
『QIX』では、陣取りした背景の色が変わるだけでしたが、本シリーズはなんと女の子の服が消える仕様!
脱衣に躍起になって、焦ってミスしてしまうこともしばしばでした。
1996年に稼働された『ギャルズパニック4遊』の移植版で、基板は先述の「スーパーカネコノバシステム」を使用していました。
過去3作は「完全に脱ぐ」大らかな時代を感じる仕様でしたが、本作は「水着」にとどまっています。
※オプションがあるほうが燃えるという紳士の方もいそうですが(笑)
ちなみに、「プレイステーション」版では「シルエット☆ストーリィズ」として発売されています。
内容はほぼ同じなのですが、当時たびたびあった「出ているハードでゲームタイトルが違う」作品の1つです。
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