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表現力が上がった『プレイステーション』は、ソニーの方針もありいろいろなジャンルのゲームがリリースされました。
数が多すぎて、ソフトの数は3,289タイトルとかなり多く、中にはマニアの方しか知らないような「隠れた名作」もあります。
この度、長野県長野市のお客様より初代『プレイステーション』のソフトを中心としたコレクションをお譲り頂きました。
中古市場ではあまり見かけない「マイナーなソフト」を中心に、個人的なピックアップでご紹介したいと思います。
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serial experiments lain(シリアル エクスペリメンツ レイン)
1998年に登場した、「アタッチメントソフトウェア」という奇怪なジャンルを名乗るアドベンチャーゲームです。
この時代に多く存在する「ムービー系」のゲームに分類されますが、異質な世界観と哲学的なシナリオが目を引く意欲作です。
起動画面から既に異質で、仮想OS「lain interface」が起動するところからゲームが始まるという世界観の徹底ぶり。
ゲームの流れは、OS越しに情報ネットから様々なデータを取得。その断片的な情報から、ヒロインである「玲音」や登場人物たちの行末をたどります。
数々のホラーやアニメ作品を手掛けている「小中千昭」氏のシナリオは、ゲームの作りも相まってプレイヤーを一気に『lain』の世界へ引き込みます。
情報が集まっていくにつれて現れる狂気的な演出は、『プレイステーション』のホラーゲームの中でも屈指といえるでしょう。
「安倍吉俊」氏の繊細かつ美しいイラストにつられて購入したものの、あまりの恐怖演出と鬱展開に耐えられず手放した方もいるかも?
しかしながら、その魅力に引き込まれたプレイヤーも数多く、現在では『プレイステーション』屈指の「レアゲーム」となっています。
オ~ノ~!!
2000年に登場した、パッケージイラストがユニークなステージクリア型のアクションゲームです。
キャラクターはイラスト準拠の2Dですが、ステージは奥に自動スクロールしていく3Dになっています。
大家族すぎて貧乏な「大野家」の子供「ブラダァ」を操作しながら、ゴールを目指します。
難易度が上がるたびに似たようなキャラが増えて並走するシステムですが、家族・親戚という設定らしいです…
まあ、家族なら似ていてもおかしくないですね!
また、貧乏すぎてハンバーガーを拾い食いするようにと説明されますが、道にハンバーガーが落ちているのを「当たり前」と言うスタイルは「バカゲー」のノリ。
内容に反して、ナレーションは真面目で『バイオハザード』が上手いことで有名なアナウンサー『鈴木史朗』氏が担当しています。
個人的には、『プレイステーション』の『とんでもクライシス!』っぽいゲームだと感じました。
コミカルでギャグっぽいノリや大家族のドタバタ劇のシナリオ等が共通しており、当時のトレンドを感じました。
ちなみに、同社からリリースされたドリームキャストのホラーゲーム『リング』とスタッフがほとんど同じだったりします。温度差が激しいよ!(笑)
ビーバス&バットヘッド ヴァーチャル・アホ症候群
1998年に登場した、アメリカ発のコメディアニメ『Beavis and Butt-Head』のアドベンチャーゲームです。
シリーズでは2作目のゲーム化となり、日本未発売の『SNES/Genesis』版(スーファミ・メガドライブ)に続いて発売されました。
本作はPCゲームからの移植で、開発会社はPCのアドベンチャーゲームの老舗『ICOM Simulations』が担当しています。
ファミコンの『シャドウゲイト』の開発会社といえばピンと来るかもしれません(笑)
主人公の2人の声を担当するのは、お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」のお二人。
特にツッコミ担当の「田村淳」氏は、個人的に声優としての活躍が目を引きます。
このゲームがきっかけになったと思うとちょっぴり感動…!
原作のハチャメチャ世界観を再現したクオリティの高いグラフィックと独特の吹き替えセンス、唐突に流れるミュージックビデオ等、見どころは確かな作品と言えます。
FISHINGFREAKS BassRise plus(フィッシングフリークス バスライズプラス)
2000年に登場した3Dのフィッシングゲームで、以前に発売した『バスライズ』の廉価版です。
単なる廉価版ではなく、グラフィックが強化されており『プレイステーション』時代にしてはなかなかの再現度です。
ルアー等の釣り用品を手掛けるメーカー「メガバス株式会社」が監修しており、160種類に及ぶカスタマイズを楽しめます。
加えて「バンダイフィッシングコントローラ」や「アスキーつりコン」といった、専用コントローラーにも対応しています。
臨場感は申し分ないでしょう。
『ポケットステーション』にも対応しており、釣り上げた魚を連れ歩いて飼育することもできます。
水槽の手入れや水温といった細かな調整が大切になるため、ミニゲームとはいえ侮れません。
流石は『たまごっち』を作ったバンダイ、本家よろしく作り込まれたゲームシステムと言えます。
さらに4人対戦も可能で、大人数で釣った魚の長さを競えばファイトがさらに熱くなること間違いなし!
釣りゲーなので知名度は高くないですが、バラエティに富んだ丁寧な作りになっています。釣りゲー初心者にもオススメの作品です。
BEEPでは、初代プレイステーションはもちろん、最新機種である『PS5』の買取も行っております。
レトロゲームの整理に限らず最新のソフトも、ぜひ一度ご相談頂ければと思います。
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