【出張買取】箱付き美品はもはや幻!? 海外版『ファミコン』&『スーファミ』をお譲りいただきました

海外版の買取品

1980年代当時、海外と日本ではゲーム事情が大きく異なっていました。
マニアの方にとっては、「皆まで言うな」というエピソードですが、「ATARI」社のゲーム機『ATARI2600』の存在が大きいです。

その栄光も長くは続かず、1983年には様々な理由が重なり「ATARI」バブルは崩壊。
通称「アタリショック」と呼ばれ、小売からもユーザからも「ゲーム機」は嫌煙されることになります。

続く1985年12月、ついに海外でも『ファミコン』(NES)が発売されます。
「アタリショック」を加味して「ゲーム機」ではない、「エンターテインメント機器」としてアプローチされ独自の展開を見せます。

そんな、日本とは経路の違う海外版『ファミコン』と『スーファミ』を東京都板橋区のお客様よりお譲り頂きました!
独特の魅力たっぷりなので、この機会にご紹介したいと思います。

Nintendo Entertainment System(NES)Action Set

NESアクションセット

通称「ネス」と呼ばれる海外版の『ファミコン』です。
単に「nintendo」と表現しても、イコール『ファミコン』だと伝わるほどの影響を与えました。スゴいですよね!

グレーのスタイリッシュな本体に、本体に格納される独特のカートリッジスロットが最大の特徴です。
あくまで「ゲーム機」ではなく、『Control Deck』という名称になっています。

ソフト形状も当然ことなっており、横向きに入れるため、縦長になっています。
※ちなみにこの機構は壊れやすかったらしく、後年登場した『NEW NES』は『ニューファミコン』のような形状に変わりました。

コントローラーは取り外しが可能で、コードも日本のものよりかなり長くなっています。
これは、床の間でこじんまりと遊ぶ日本人の家と大きなリビングでソファーに座って遊ぶ海外の違いが大きく現れていますよね。

NES内容物

また、標準で『光線銃』こと『NES Zapper』と専用ゲーム『ダックハント』も付属しています。
『ダックハント』スマブラに参戦したときは「なんで?」となった方も多いかと思いますが、海外ユーザーにとっては『スーパーマリオブラザーズ』くらいポピュラーな存在だったんですね。

Super Nintendo Entertainment System(SNES)Super Set

SNESスーパーセット

通称「エスネス」、海外版の『スーパーファミコン』です。
今回お譲り頂いたものは「北米版」で、本体とカートリッジのデザインが異なります。
※欧州版は日本と同じデザインになっています。

差し色の薄紫がおしゃれで、角張ったデザインは『NES』からの直系進化を感じます。
合わせてコントローラーのボタンも、4色から2色へ変更。『スーファミ』の4色ロゴもストライプ状の独自のロゴへ変更されています。

SNES内容物

今回のお品物は非常に貴重な『マリオソフト同梱版』本体で、ローンチタイトル『スーパーマリオワールド』と海外版『スーパーマリオコレクション』が付属。

特筆すべき点は、日本における『スーパーマリオブラザーズ2』は、『LOST LEVEL’S』というタイトルで収録しています。
『ディスクシステム』がない海外では発売されていないため、新鮮だったことでしょう。
※そのムズさに阿鼻叫喚したユーザーも多そうですが(笑)

『スーファミ』あるあるですが、本体シェルが「ASBプラスティック」であるため、かなり「黄ばみ」やすいです。
これは『SNES』も同様なのですが、今回お譲り頂きました本体は非常に良いコンディションで大切に保管していたことが伺えますね!

チラシ類

NESポスター

SNESポスター

『NES』と『SNES』はどちらも、接続方法の説明書が特大ポスターとして使えるようになっていました。
大きく書かれているキャッチコピーの「nintendo now you’re playing with power!」は、CM等のプロモーションで使われ、海外の方にはおなじみのフレーズに。
『SNES』登場時も「Super Power!」と付け加えて使用していたほどです。

ニンテンドーパワーマガジン

また、1988年から2012年まで「Nintendo of America」が発刊していたゲーム雑誌、「Nintendo Power」でも「Power」のフレーズが使用されています。
公式刊行だったため『SNES』に、本誌のパンフレットが付属していました。ソフトラインナップと定期購読を促すチラシといった感じです。

パッケージイラストが『スーパーストリートファイター2』の「T・ホーク」というなんともな人選…
加えて紹介タイトルが『モータルコンバット2』や『アースワームJim』等、いかにも「洋ゲー」なメンツにギャップを感じてしまいます(笑)

おまけ

説明書

これは日本版でも確認できる内容なのですが、皆さんはマリオシリーズの「クッパ」が「ピーチ姫」をさらう理由はご存じでしょうか?

説明書によると、「邪悪な黒魔術の使い手クッパ大王がキノコ王国に呪いをかけ、住人達をブロックやつくしに変身させてしまいました。その呪いを解けるのはトードストール姫(ピーチ)のみです。」(意訳)と結構エグい理由でさらっていたことがわかります。

現在、初期の頃の重い設定達は見る影もないですが、『ディズニー』作品の元ネタとなったポピュラーな童話たちもエグい話が多いのでそれと似たようなものでしょうか(笑)

スーパーキノコの名前

ちなみに、「スーパーキノコ」は「●ジックマッシュルーム」という名称に…
完全にアウトですが、当時ここまで人気が出ることが想定されていなかったので仕方ないのかも?

 


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