東京都葛飾区のお客様よりお譲りいただきました、『バーチャルボーイ』の貴重なコレクションをご紹介したいと思います。
大変貴重な海外版のソフトに加えて、未発売ゲームの店頭POPまでコレクターやマニアをうならせる注目の内容でした!
いつもとはちょっと変わった内容ではありますが、是非お付き合いいただけますと幸いです。
海外版のバーチャルボーイソフト
『マリオクラッシュ』は、バーチャルボーイオリジナルのマリオシリーズの1本です。
内容としては、初代『マリオブラザーズ』を3Dリメイクしたような作品になっています。
ルールに変更はなく、登場してくる「ノコノコ」や「サイドステッパー」(カニさん)を全滅させるとラウンドクリアです。
手前と奥の概念が生まれたことで、手前から甲羅をぶつけて奥の的にヒットさせる戦略がとれるようになり、拡大縮小の3D演出も気合が入っています。
ストーリーとしては、雲を突き抜けるほどの大きな搭「クラッシュタワー」を「クッパ軍団」を倒しながらひたすら昇るという簡素なものです。
オープニングムービーシーンでは、頂上が見えるものの、実際はエンディング等はなく99階まで行くと1階へともどされてループします。
本作が簡素になってしまった原因と言われているのが、リリース予定であった『VBマリオランド』のミニゲームとして開発されていた為と推測されています。
1995年の冬に開催された展示会「CES」では、実際に『VBマリオランド』を試遊することができたようですが、残念ながら発売されることはありませんでした。
『レッドアラーム』はバーチャルボーイのローンチタイトル(同時発売ソフト)の、3Dのシューティングゲームです。
開発元の「T&ESOFT」は、ゴルフゲームやRPGの印象が強いですが、GBの激レアシューティングである『地球解放軍ジアース』等の開発もしており、実績は申し分ないです。
本作も同様に1995年の冬に開催された展示会「CES」でデモプレイが行われていたことから、『VBマリオランド』と同時期に開発されていたのは間違いなさそうです。
この時、『バーチャルボーイ』版の『スターフォックス』(と思われる)もデモが公開されていたようなのですが、内容が本作と類似することからこちらもキャンセルされたのでは?と言われています。
ポリゴブロック(チラシ)
1996年2月に日本で発売予定だった、3Dを活用したパズルゲームです。
ゲーム内容は、海外のPCゲームメーカーCalifornia Dreamsが開発した『Blockout』と非常にそっくりで、3D版のテトリスといったところ。
実は本作、『3D-Tetris』のタイトルで正式にリリースされており、北米市場における最後の『バーチャルボーイ』ソフトとなっています。
『Blockout』はその難しさから移植がほとんどないゲームなのですが、ニッチなファンが多いタイトルでもあります。
似たゲームを遊びたい場合の選択肢として、『バーチャルボーイ』の海外限定タイトルを選択肢にあげなくてはならないのは、敷居が高すぎますね(笑)
バーチャルブロック(チラシ)
1996年12月に日本で発売予定だった、アクションパズルゲームゲームです。
1995年の『ファミコンスペースワールド’95』にて発表されたタイトルでしたが、『バーチャルボーイ』の商業撤退のあおりを受けて開発中心になってしまったのだと推測されます。
ゲーム性は、アクション性のあるブロック崩しで、スライムのような主人公が伸びたり縮んだり融合することで有利にボールをはじいていくようなシステムだったようです。
開発元のボトムアップは、ゲームボーイを中心にシンプルなテーブルゲームを数多く手掛けていたこともあり、アクション性の強いゲームは珍しいです。
パチンコステージやピンボールステージ、巨大ボスとの闘いがあるのがパンフレットでも説明されており、全面的にバリエーションの豊かさを重心いていたことが感じられますね。
バーチャルボンバーマン(チラシ)
1996年2月に日本で発売予定だった、ボンバーマンシリーズの1作です。
『バーチャルブロック』と同様に、『ファミコンスペースワールド’95』で発表されました。今回お譲りいただいたお品物もその時に頒布されたものです。
非常に書き込まれた3Dのオープニングムービーが流れることを強くアピールしており、新キャラ「ゴッドボンバー」との邂逅が描かれています。
ハドソンのキャラバンイベントで行われていたような、時間制限内にハイスコアを目指す「チャレンジモード」も実装される予定だったようです。
本作は、『バーチャルボーイ』の終焉と共にお蔵入りしたものの、後に登場した『プレイステーション』の『ボンバーマンワールド』にて設定が流用されました。
ラスボスの「ゴッドヘッダー」は、「ゴッドボンバー」の頭部とそっくりであり、「チャレンジモード」の実装も合わせて『バーチャルボンバーマン』の影響を大きく感じることができます。
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