セガの黄金時代といえば、やはり『メガドライブ』が活躍した80年代末期から90年代の初頭でしょう。
そんな輝かしい時代のコレクションを東京都千代田区のメガドライバーのお客様よりお譲りいただきました。
圧倒的な物量と伝わってくる熱量に押し潰されてしまいそうですが、私もゲーマー力を発揮して負けないくらいのレビューをしていきますよ~!
前後編で「個人的なピックアップ」と「おなじみのレアゲーム」をご紹介いたします。
餓狼伝説 宿命の闘い
アーケードで人気を博したSNK格闘ゲームシリーズ『餓狼伝説』の元祖作品です。
本作はアレンジ移植となっており、『餓狼2』に先んじて原作ではできなかった任意のライン移動が可能となっています。
また、対戦時は同キャラ対戦やCPU限定キャラの使用ができるようになっています。
ファンから不評であるSFC版とは異なり、プレイ感が良くなり、処理落ちや操作性の悪さも改善されている為、断然評価は高いです。
※シリーズでも重要な立ち位置である、ビリーが存在抹消されていることを除けばですが。
独自のパッケージイラストが話題に上がることが多く、担当しているイラストレーターはなんとナディアやエヴァでおなじみの「貞本義行」氏!
ギースが某悪魔城の城主ぽかったり、アンディの顔がひどすぎたり、ツッコミどころも多いですが一度見たら忘れられない味わい深さがあります。
FORGOTTEN WORLDS(フォゴットンワールズ)
カプコンの横スクロールシューティングゲーム『ロストワールド』の『メガドライブ』移植版です。
『FORGOTTEN WORLDS』は、海外版のタイトルを日本語読みしたもので移植版は総じてこちらの名称になっています。
アーケード版は「ローリングスイッチ」と呼ばれる特殊形状の操作パネルで、自機を回転させる特殊さが目新しいゲームでした。
移植にあたってボイスの削除やステージ数は減少しているものの、目玉である2人同時プレイが可能でアーケードの興奮は損なわれていません。
3年後に『PCエンジン』の「SUPER CD-ROM2」でも同時プレイには対応していないので、流石はセガという仕事ぶりです。
主人公の「名無しの超戦士」の二人や、武器ショップのお姉さんである「シルフィ」を始めとしたグラフィックのクオリティはいつ見ても素晴らしいですね!
鮫!鮫!鮫!
知らない人が見ると、まったくわけがわからない強烈なタイトルの縦スクロールシューティングゲームです。
弾幕シューティングで有名な「ケイブ」の前身となった会社の一つである「東亜プラン」のゲームで、同社の「飛翔鮫」の続編にあたります。
ショット・ボムを使い分けて進む、シンプルかつ完成されたシステムながら、難易度はコアなシューターからも「難しい」と称されています。
ただし、『メガドライブ』への移植の際に、大幅に難易度が修正され非常に遊びやすくなっています。
※私はメガドライブ版でも全然遊べないくらいシューティングが下手なので、わからなかったですが(笑)
SwitchおよびPS4版で登場した復刻版移植の『飛翔鮫!鮫!鮫!』では、アーケード版や本作に加えて「イージーモード」も収録しています。
「やっぱり難しいんじゃないですか!」と思ったのは私だけではないはず(笑)
弾幕シューティング黎明期の硬派でシビアな難易度にハマった方にはピッタリのゲームです。
Eternal Champions(エターナルチャンピオンズ)
セガオブアメリカが開発した、残虐演出たっぷりの6ボタンの2D格闘ゲームです。
アメコミのような非常に濃いキャラクターや対戦相手にトドメを刺せる仕様等、「モータルコンバット」から大きく影響を受けていることがわかる作品です。
トドメ技の「オーバーキル」は、細かな2Dアニメーションとなっており、そのエグさはモータル程ではないにしても『メガドライブ』ソフトでも屈指だと言われています。
上記のことからグラフィックは非常に評価が高いのですが、ゲームバランスは洋ゲーらしい高難易度でなんとも大味です。
現在では、復刻版ゲーム機である『メガドライブミニ』に収録されているため比較的プレイしやすくなりました。
当時、私は冗談で「メガドラミニに『エターナルチャンピオンズ』入らないかな~~~~(笑)」とSNS言っていたら本当に収録されて驚いたエピソードがあります。
やはり、海外圏ではこの手のゲームは愛されているんだなぁとしみじみ感じます!
次回は、『メガドライブ』屈指の「レアゲーム」達をご紹介させていただきます。お楽しみに!
BEEPではあらゆる年代のゲーム機本体・ゲームソフトを買取募集中です。
箱や説明書のないソフト、仮に状態が悪かったり動かないものも、ぜひ一度ご相談頂ければと思います。
買取に関するご質問やご相談、見積もりのご依頼も無料で承っております。
まずはお気軽にご連絡くださいませ。
どうぞよろしくお願いいたします。