【宅配買取】ワンダースワンの個人向け開発ツール『ワンダーウィッチ』を茨城県日立市より買取いたしました

 

ワンダーウィッチのパッケージです

ゲームを遊んでいるほとんどの人は「自分もゲームが作れたら楽しいだろうな…」と考えたことがあるハズ。
ただ、ゲームは絵を描いたり文章を書くのとは違って、まずどんな道具が必要なのかがわかりにくいです。
料理のように教本やガイド番組がありふれているわけでもありません。

「Windowsパソコンとコレがあれば、ワンダースワンのゲームが作れる!」と2000年に登場したのが、今回、茨木県日立市のお客様よりお譲りいただいた『ワンダーウィッチ』です。
パソコンも家庭用品としてじゅうぶん広まった時期だったこともあり、ゲームショップにはあまり出回らず、パソコンショップで見かけることが多かったのが印象的でしたね。

ワンダーウィッチのパッケージ裏面です

パッケージのサイズもパソコンのビジネスソフトのような大きさで、裏面の商品紹介もまさにそんな感じでまとまっています。

ワンダーウィッチのパッケージ内です

パッケージ内には「ワンダースワンとパソコンを接続するケーブル類」「プログラムを書き込む専用カートリッジ」「開発ツールのCD-ROM」「取扱説明書」が収められています。
専用カートリッジはフラッシュメモリを搭載していて、384キロバイトまでのプログラムファイルに対応しています。決して大容量ではなく、むしろ発売当時でも少ないという意見はありましたが、パッケージに「ピコピコゲーム移植」や「スモールコンピュータゲームクリエイター修業」といった宣伝文句が書かれているように、小規模なゲーム開発がそもそものターゲットだったのでしょう。

ワンダーウィッチのマニュアルです

説明書は徹底してパソコンのツール解説書のような内容です。「かんたんガイド」のような導入部も、わかりやすい説明イラストもない、本格仕様。決してわかりにくいものではないのですが、あまりに質実で、これで挫折してしまった人もそれなりにいたかもしれませんね。

ワンダースワンゲームプログラミングの表紙です

ソフトバンクから刊行されていたガイドブック『ワンダースワンゲームプログラミング ワンダーウィッチでゲームを作ろう!』もあわせてお譲りいただいています。この本の内容も入門者向けではなく、ある程度のことはわかる人を対象にしています。

ワンダースワン自体がゲーム市場でそれほど広まらなかったことやそのほかの細かい事情も重なり、大きな成功を収めたとはいいがたいですが、ワンダーウィッチのプログラムコンテストから『ジャッジメントシルバーソード』や『Dicing Knight.』といったソフトも生まれています。『ジャッジメント~』を手がけたM-KAI氏が近年発売された『エスカトス』制作の中心人物だったことも考えると、名前は出していないけれど『ワンダーウィッチ』で腕を磨いた誰かが今のゲーム業界のどこかで活躍しているのかもしれませんね。

BEEPでは、あらゆる年代のゲーム機本体、ゲームソフト、そのほかゲーム関連アイテムを買取いたしております。
書籍・雑誌や販促アイテムも大歓迎です。

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