【出張買取】『ガーディック』『グラディウス2』『ポートピア連続殺人事件』など、MSXのコレクションを山梨県南アルプス市より買取いたしました

MSXのゲームコレクションの写真です

黎明期のパソコンは“NECのものならNECのもの専用のプログラム、シャープのものならシャープのもの専用のプログラムしか使えない”といったように、互換性はないのが当然でした。現在はWindowsやmacOSといったソフトウェアの進歩によりそうした障壁がかなり取りはずされていますが、80年代にハードウェアの規格を共通化させることで問題解決をはかったのがMSXです。安価なホビーパソコンであったことから市場の支配はしませんでしたが、一方で広く世界にユーザーを作ることになり、今でも熱心な支持者がいます(MSXの生みの親である西和彦氏が情熱を失っていないのも驚異的ですね)。

今回、山梨県南アルプス市のお客様よりお譲りいただいたMSXソフトはカセットテープとROMカートリッジを中心としていて、名作やマニアックタイトルをしっかりおさえたラインナップでした。MSX好きなら思わずうなるような内容です。

白と黒の伝説
白と黒の伝説のパッケージです

超能力や輪廻転生などの超常現象をテーマにしたコマンド選択式のアドベンチャーゲームで、未完ながらも壮大なシナリオ構成が魅力です。プレイ中にはオーディオテープの再生指示が入ることがあり、これによりシーンに応じたサウンドを楽しめるという当時ならではの工夫も秀逸。メジャー作品ではないシリーズものが全部そろうことはなかなかめずらしく、この『白と黒の伝説』でもアスカ編は希少タイトルになっています。

モリコ脅迫事件
モリコ脅迫事件のパッケージです

ある程度の年齢の人ならタイトル名とパッケージを見ただけで題材(1984~1985年に世間を騒がせた「グリコ・森永事件」です)がわかるアドベンチャーゲーム。大分のパソコンショップだけで『クリコ脅迫事件』として販売していたものを改題して製品化したものになります。一見すると同じパッケージが2本のようですが、じつはバージョンが違うのがわかるでしょうか?

ポートピア連続殺人事件
ポートピア連続殺人事件のパッケージです

『ドラゴンクエスト』製作者のひとりとして知られ、日本のゲーム業界の重鎮となっている堀井雄二氏がはじめて手がけたアドベンチャーゲームです。当時はシナリオだけでなく、プログラムやグラフィックなど、ほぼすべての作業を手がけていたそうで、堀井氏の豊かな才能には驚かされます。ファミコン版のヒットによる影響で、誰が犯人なのか全国的に知られることになりましたが、そこをわかっていても面白いストーリー構成や演出の妙はさすがです。

スパルタンX
スパルタンXのパッケージです

『スパルタンX』はジャッキー・チェンが主演した映画で、同作を題材にしたアクションゲームです。同じタイトルでアイレムのアーケードゲームも出ており、その差別化のために『ジャッキー・チェンの~』とパッケージに書かれているのでしょうね…(アーケード版『スパルタンX』はMSXへの移植にあたり『聖拳アチョー』と改題されているのは有名なお話)。レースゲーム風のステージとサイドビューのアクションステージで構成されており、アクションステージでは当時としては凝った動きができました。アクションスターのジャッキーを意識していて、なかなか好感が持てます。

ガーディック
ガーディックのパッケージです

『アレスタ』や『ザナック』など、コンパイルのシューティングはストレートな爽快感が人気ですが、本作は固定ステージにパズル的要素のある内容で、ちょっとテイストの違う仕上がり(ファミコンでリリースされた『ガーディック外伝』もコンパイル制作ですが、プログラマーが違うこともあり、これはこれで『ガーディック』っぽくないという…w)。コンパイルがはじめて自社で発売したタイトルということもあり、コレクター需要の高い1本になっています。

スコープオン
スコープオンのパッケージです

宇宙空間で戦闘機を操り、エイリアン軍に立ち向かうスタンダードなシューティングです。本作はなんといっても後にゲームアーツを立ち上げ『シルフィード』を手がける宮路武氏の作品であるのが重要なポイントですね。ゲームアーツ設立時は19歳だったというのですから、いかに早熟かつ才気あふれる人だったのか、ただただ驚くばかりです。

グラディウス2
グラディウス2のパッケージです

「横スクロールシューティングの最高傑作は何か?」という問いに対し、一番多くの支持を得るのはコナミの『グラディウス』だと思います。後進に多大な影響をあたえただけでなく、コナミが手がけるシリーズにも高いクオリティを維持させ続けた功績は他に並ぶものがありません。アーケード基板にくらべ、ハードウェア性能の劣るMSXでリリースされた本作も拡張音源によるサウンド、ドラマチックな展開などで『グラディウス』の金看板を掲げるにふさわしいでしょう。アーケード版での続編『~II』との混同を避けるため、タイトルの読みは「グラディウス に」とちょっと気の抜けた感じになりがちですが、揺るぎない名作です。

BEEPではあらゆる年代のPCハード&ソフト、レトロゲームを買取いたしております。
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出張費用や送料はすべて無料で、お客様のご負担は0円です。

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