【修理依頼】ゲームギアの映像・音声不良を修理しました

今回は、群馬県のお客様より依頼されたゲームギアの修理をしていきます。
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ゲームギアは1990年にセガ・エンタープライゼスから発売された携帯型ゲーム機です。
当時の携帯ゲーム市場は任天堂のゲームボーイが注目の的となっており、そこにセガがカラー液晶を武器に参入した形ですね。
携帯機でカラーのゲームが楽しめるというのは当時はすごく斬新で、そりゃ憧れないわけがなかったんですが・・・。
本体は高いわ単三電池6本も使うわで、自分含め周りの友達は誰も持っていなかった気がします。

さて、依頼された時の症状としては、通電はするが起動しない、画面が乱れている、音も出ないとのことでした。
このゲームギアに限った話ではありませんが、発売からおよそ2〜30年経過しているレトロハードの多くは、経年劣化により内部の電解コンデンサから電解液が漏れ出し様々な故障を起こしてしまいます。
原因部分の電解コンデンサだけを交換しても動作するようにはなりますが、近いうちに交換していない部分の電解コンデンサが原因で動かなくなることが多々あります。
ということで、BEEPではピンポイント修理ではなく、予防保全として電解コンデンサの全交換での修理をしています。

 

それでは作業に入ります。
とりあえず動作確認をしてみましょう。
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アダプタを繋いでソフトカートリッジを入れて電源を入れると、確かに画面が乱れています。
音も出ていません、でもゲームの起動はしていそうな感じがします。
9割方電解コンデンサが原因だと思われるので交換をしていきます。

まずはフロント側とリア側に分解します。
リア側にあるプラスネジを6本、特殊ドライバーネジ1本外すとパカッと開きます。
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開いたらコネクタを3ヶ所外します。
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これでフロント側とリア側に分かれました。
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続いてリア側からPOWER基板とSOUND基板を取り外します。
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外れたら電解コンデンサの交換をしていきます。
まずはPOWER基板からやります。
この基板は電解コンデンサが表面実装では無いので比較的簡単です。
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次にSOUND基板をやります。
さっきのPOWER基板と違い、コンデンサが表面実装となっているので難易度が高いと思われます。
コネクタなどが近くにあるので気をつけます!
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次はメイン基板をやっていきます。
まずフロント側から基板を外します。
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外れたら電解コンデンサを交換していきます。
今度の電解コンデンサは四角いタイプで裏側が接着されていますので気をつけて交換します。
元々ついているのは表面実装ですが同タイプの電解コンデンサがもう生産していないためラジアルタイプの足を曲げて取り付けます。
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こんな感じになります。

ついでなのでボタン接点部のクリーニングもしておきました。

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あとは組み上げて動作確認です。

カートリッジを入れて電源を入れると映像がちゃんと映って無事に起動が確認できました!
音もちゃんと出力されています!
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これでゲームギアの修理は完了です。
簡単そうに見えて結構たいへんでした。

今回の故障の原因は予想していたとおり、電解コンデンサが経年劣化により、液漏れを起こして容量が抜けてしまい、正常動作しなくなったことだと推測されます。
修理するにはそれなりの半田付けの技術が必要となりますので、自信のある方はやってみてはいかがでしょう。

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修理したいけど腕に自信がない、でも思入れがあるのでなんとか直したい!そんな方も!!
BEEPでは今回のゲームギアをはじめ、レトロゲームハードの修理を受け付けていますので是非お気軽にご依頼ください。

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