今回はお客様からご依頼をいただいたネオジオROM本体を修理します。
ネオジオは1990年4月にSNKがリリースしたハードで、それまでは“アーケードゲーム機と家庭用ゲームは別のもの”だった状況から、アーケードゲームをそのまま家でも楽しめるようにしました。当初は限られたマニアの注目アイテムだったものの、『餓狼伝説』や『サムライスピリッツ』などのヒットにより支持層を拡大していきました。総称としてはネオジオですが、アーケードゲーム機を「MVS(Multi Video System)」、家庭用ゲーム機を「AES(Advanced Entertainment System)」と呼んで区別することもあります。
さて、それでは修理にとりかかりましょう。
症状を確認すると、音声が全く出ていません。
イヤホン出力も確認しましたが、こちらも無音の状態です。
ネオジオROM本体は基板のパターンが断線しやすく、映像不良や音声出力不良など、さまざまな不具合が発生することがあります。
まずは、本体を分解して基板の状態を確認していきます。
カバー上部がはずれたら、基板を固定している13か所のネジも取り外し、
基板を取り出します。
ネオジオROM本体には2つのCPU(68000とZ80)が搭載されています。
音関連はZ80が制御しています。
そのため、Z80周辺を重点的に確認していきます。
続いて、Z80の25ピンにあやしい箇所をみつけました。
しかし、こちらも導通していました。
さらに、細かくチェックしていると、セラミックコンデンサの
下部に腐食がみられました。
導通確認をしたところ、1か所断線していました。
断線箇所をジャンパー線をつかって補修します。
念のため、2か所補修しておきました。
その他の部分も、全体的にチェックして断線しそうなパターンを補修しておきます。
補修が完了しましたので、動作確認をします。
ばっちり、音声が復活しました。
イヤホンからもしっかり出力されています。
以上でネオジオROM本体の修理は完了です。
今回は比較的わかりやすい箇所の断線でしたが、故障状況によってはICやカセットスロットを取り外す必要があります。
その場合は、ハンダ吸取り機など専用工具や技術力も必要になってきます。
BEEPでは、ネオジオROM本体をはじめ、各種レトロゲーム機の修理も承っております。
お見積り(無料)だけでも結構ですので、お気軽にご相談ください。