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【宅配買取】『こなみ すぺしゃる みゅ~じっく 千両箱』ほかゲームサントラCD多数を愛媛県松山市より買い取らせていただきました

優れた絵画は音楽を感じさせることがあるといいますね。
ムソルグスキーの「展覧会の絵」やラヴェルの「水の戯れ」、ドビュッシーの「海」ラフマニノフ「音の絵」など、絵画からインスピレーションを受けて作られた名曲は多く存在します。
クリムトの「ベートーヴェン・フリーズ」のように、音楽からの刺激で生まれた絵もあります。
音楽と映像というのは非常に親和性があるということですが、ゲーム音楽は特にビジュアルとの結びつきが強いため、心地よい体験を得るにはもってこいのアイテムではないでしょうか?
今回はそうした数々のゲームのサントラCDを多数お譲りいただきましたので、いくつかピックアップしてご紹介させていただきます。

 

ゲーム音楽のアルバムといったら、まずはナムコ!
…というのも、そもそもゲームのサントラが出るようになったのは、YMOの細野晴臣さんが1984年にプロデュースした「ビデオ・ゲーム・ミュージック」がキッカケだからですね。『ゼビウス』『マッピー』『リブルラブル』といったナムコゲームのBGMが収録されたこのアルバムがヒットした影響で、ゲーム音楽はひとつのジャンルとして認められていきます。ゲームミュージック界のパイオニアとして常にリスペクトしなくちゃいけません。
(ちなみに、プレイ中に音楽が途切れずに流れる「BGMを搭載したゲーム」の初めてのタイトルもナムコの『ラリーX』で、これまたすごい!)

アルファレコードがゲーム音楽専門レーベルとして立ち上げたG.M.O.レコードの『ナムコ・ゲーム・ミュージック Vol.1』や当時のクラブ・ミュージック(テクノ)を基調とした異色のサウンドで話題になった『リッジレーサー』の後継作品である『レイブレーサー』、『エースコンバット』シリーズの先駆的作品である『エアーコンバット22』、ナムコのアイコンともいえる名作『パックマン』の現代的アレンジ作品『チャンピオンシップエディション』など、歴史のあるメーカーは代表例をいくつかピックアップするのも難しいです。(笑)

『ワルキューレの伝説』の主人公・ワルキューレの人気は、あらゆるゲームと比べても別格です。冨士宏氏のデザインがすばらしいだけでなく、ゲームのビジュアルとうまくマッチしていたのも大きなポイントではないかと思います。ブックレットに掲載されているイメージイラストもゲームの風景や音楽をユーザーに想起させてくれるもので、ひとつの世界が収まっているような気にさせてくれますね。

 


タイトーはOGRこと小倉久佳を筆頭とするサウンドチーム「ズンタタ」の独創的なサウンドが魅力です。
ビデオゲームを広く世間に普及させた『スペースインベーダー』をはじめ、大型筐体にふさわしいきらびやかな楽曲の『ダライアス』や『ニンジャウォーリアーズ』『ナイトストライカー』、荒廃した世界観が強烈な『メタルブラック』や『レイフォース』の続編『レイストーム』など、人気どころをしっかりおさえたラインナップになっています。かなり多作なメーカーで、さまざまなジャンルで代表作がありますが、サントラに関しては未来的なものにファンが多い印象ですね。


ゲームといったら大御所のセガも忘れてはいけませんね。
セガは『ハングオン』から始まる体感型の筐体ゲームの系譜に連なる『パワードリフト』『ストライクファイター』、対戦格闘ゲームの未来を提示した『バーチャファイター』など、ゲームそのものの存在感が圧倒的ですが、サウンドも非常に優れていて、こうしたサウンドトラックであらためて聴くとその楽曲レベルの高さに驚きます。

アーケードも家庭用もひっくるめて、ファンからのリクエストを反映した理想のベスト・コンピレーション・アルバム『セガコン』は、Vol.1とVol.2でCD6枚組という超大作! 投票したファンのメッセージも掲載されていて、セガへの想いをファン全体で共有できるステキなつくりです。

 

コナミといえば『BEMANI』シリーズで「音ゲー」というひとつのジャンルを築き上げた偉大な功績がありますが、その前からサウンドチーム「矩形波倶楽部」が生み出す音楽はとても評価の高い存在でした。
シューティングゲーム史上に燦然と輝く不滅の名作『グラディウス』やポップなビジュアルを導入した『ツインビー』、『悪魔城ドラキュラ』シリーズでファミコンサウンドの最高峰とも言われる『悪魔城伝説』もあれば、『メタルギアソリッド』以前に小島秀夫氏が手がけたハードボイルドなSFアドベンチャー『ポリスノーツ』もあります。

そんなコナミの中で人気のあるサントラは『千両箱』シリーズ。
3枚組のCDに、お宝のような楽曲群がぎっしり詰め込まれた内容になっています。
これは一番最初にリリースされた89年版です。矩形波倶楽部のスタジオライブやCM曲のアレンジ、1980~1985年のアーケードミュージックコレクションなど、バラエティ豊かで、やはりコナミのサウンドチームは只者ではないな…と。

ブックレットには譜面や音色のセット番号も載っています。より深く音楽を追求したいファンには嬉しい内容ですね。コナミサウンド・クリエイター度チェックなんてシートも入っていて、「音楽はしっかりやるけど楽しむ気持ちも忘れてないよ」という遊び心があるのがステキです。

 

ちなみに、今回買い取りさせていただいた中で一番の高額商品はコチラ!
『レーシングラグーン オリジナル・サウンドトラック』です。
お客様のほうでも偶然所有していたようで、金額をお伝えしたときには「これがそんなに高いの???」とちょっと驚かれていました。
『レーシングラグーン』は、スクウェア(現スクウェア・エニックス)が1999年に発売したRPGとカーレーシングの融合をはかった野心的なゲームですが、一般的にはあまり評価されていない部類の作品です。
しかし、独特の世界観やセリフまわしには熱狂的なファンが存在し、あまり出回らなかったこのサントラは幻の逸品として探し求められています。
サウンドトラックはCD2枚組で、ゲーム中の音楽の完全収録に加え、リミックス曲もプラスした内容。

ライナーにはこの作品らしい調子の(いわゆるラグーン語でつづられた)解説もあって、確かにこれはファンだったらおさえておきたい…と思わせるものがあります。

こうした“知る人ぞ知る”マニアックなアイテムも専門のスタッフがきちんと査定し、高額買取しているのがBEEPです。
お持ちのコレクションに正当な評価をしてもらいたいとお考えでしたら、一度ご相談いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

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